2008年02月11日

やっぱり、これがロックだよ!

行ってきました。

 Rage Against The Machine
  Pacific Rim Tour 2008  (幕張メッセ)

90年代最強のロックバンド、
2000年に突然、ボーカルのザックが抜け解散、




もう二度と見ることはできないと
あきらめておりましたものが、
昨年夏、再結成されたのです。

チケットの申し込みも、
あの手この手でやっとゲットし、
来た番号がA2ブロック。
これは結構いいところかも、と期待しておりましたら、
センターより前から10mぐらいのとこに陣取れました。
すげー、うれしかったですよ。

 「こんな近くでザックとトム・モレロのギターが見られるんだ」

と、すごく期待をしていました。
やがて時がせまって、
ちょっと様子が変だと気づきました、ぼくのまわりが。

 ヤローばっか。

9割8分、ヤローなんですわ。
10代後半から20代ぐらいがひしめいていて、
ひとりだけ、大きなウエストバックをした、僕より年上らしきひとが
腕を組んで立っているだけ。
あとはみんな若いヤローどもです。

突然、前の若いやつがいきなり、

 アキレス腱のばし!

後ろにいた別の仲間連れが、

 「はぐれたら、○番のことで待ち合わせね」

って。
たしかに張り紙には

 「ダイブ、モッシュ禁止!」

と書かれてましたが、そりゃ無理でしょう。
ところが、となりにいた二人連れが

 「…きのうよりやばいかもしれない」

このライブは2回公演で今日が2回目。
その人は昨日もきたらしく、
連れにいいました。

 「アバラ折らないように、胸の前で腕組んでいた方がいいよ」

(゜ロ゜;)エェッ!?

凄ーく、ヤバい感じがしました。

やや開演がおくれて、
会場は、もういまかいまかと、ものすごいボルテージ。
みんながまだかー、と叫びはじめた頃、
バッと照明がおちたました。

 ウオーーーーッ!

会場は一気にうねり、どよめきました。

どっかーんと音が出て、メンバーが現れた瞬間、
あとは阿鼻叫喚の渦に巻き込まれておりました。
みるどこの騒ぎじゃありません。
暴風圏の海に放り出された状態です。
芋洗いの中で飛び跳ね、ヒトの上にのしかかりで、
それはすごい盛り上がりです。
この場合は自分からやるに限ると、
ぼくも一緒に飛び跳ね、
こちらからヒトにぶつかって行っておったのですが、
1曲終わったばかりで、もう汗びっしり息がハアハアです。
2曲目もそのまま、ドカーンと続いたんですが、
もうめまいがしました。

歳だよねえ…。
体が動かないんですわ。
そこで殺気と肉体の限界を感じ、
さわぎながらも15mぐらい後ろに下がってしまいました。
すると、そのあたりは少し落ち着いていて、
女の子も多い。
なるほど、やっぱ前は若くエネルギーがないと、
いちゃ行けない場所だったんだと納得しました。

終わりまで、その場所で
それなりに大盛り上がりしました。
とにかく、音がすごくよかったと思いました。
PAのせいもあるのでしょうが、
やはり、このバンドの持っているポテンシャルの高さだと
改めて感動しました。

彼らは純粋にエレキギターとベース、
ドラムセットもシンプル、
そして声という音、
この4つだけを極みまで高めている気がします。
ぼくはそれがロックだと、感じます。

彼らの音楽は非常に政治的なメッセージが強く、
極左的とさえいえるかもしれません。
実際、アメリカでは
歌詞が過激すぎて、規制をうけたり、
ゲリラライブで逮捕されたり、
911のときは彼らの曲すべてが
全米で放送禁止になったりしました。
彼らのメッセージは「虐げられた人たちの怒り」であって、
ライブでもチェ・ゲバラの肖像を掲げていることは
それを象徴しています。

だが、その政治性よりも、
やはり彼らの音楽性の高さが、一番凄いのだと思いました。
解散後、ザックは一人で曲をだしたり、
残りのメンバーは別のバンドで活動していましたが、
いまいちぼくには響かなかった。
普通のロックでしょ、って感じで、
のめり込めなかった。

今回、改めてナマで聞いて、
4つが集まって、はじめて一つになるのがバンドだ、
と実感しました。
これをケミストリー、化学反応っていうんですね。

8年たっていたけれど、
ザックのアメリカザリガニ風バックジャンプも健在、
トムのギターも最高でした。
とにかく全曲、
かれらのエネルギーがすごく、
またそれがかっこいいんですよ。
怒れる若者から、怒れる大人の風格がでて、
なおさら大好きになりました。

全曲、ゆーめーな曲ばかりで、
会場は盛り上がりっぱなし、
全身汗びっしより、
ジムでもこんなに汗かかんぞライブでした。

でも。
あと10歳若かったら、下がらなかったのに…
あれ、10歳若くても37か。
20歳若かったら、下がらなかったのに…。
この15mだけが、とても悔しい。
遥かなり15m。

しかし、ぼくと同じ位置にいたおじさん、
どうなっちゃったんだろう?
ウエストバック、無くさなかったかな?




posted by che Katsuto at 01:29| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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