2006年05月09日

「蘇える金狼」の時代

ようやく、
かつて松田優作が主演した

 「蘇える金狼」(1979・角川映画)

のサウンドトラックCDを入手した。

劇場封切りで見に行き、
当時のレコードまで買ったのだが、
いつしか
レコードはどこかへ消え、
大好きだった映画の思い出も
記憶のかなたへ消えていた。

25、6年ぶりに


 「古びたジャズが 夜明けを待つ店で」

と、前野曜子のうたうテーマ曲を聴き、
まだ18歳だったころの思い出が
一気に蘇ってきた。

ちょうど映画監督になりたい、
と思い始め、
演劇や映画を
前のめりに見始めた頃だった。
そのころ、一番好きだったのが
松田優作である。

とにかく、かっこよかった。
長い手足を持て余すような仕草、
キザなぐらいに斜に構えるポーズ、
お笑いのセンスもあり、
ギラギラするような怖さ、
それが松田優作だった。

松田優作の主演した映画は
必ず見に行った。
また彼の映画は、
きれいな大きな劇場より、
場末の、ションベンくさい、
タバコも吸える小さな劇場が似合った。

オールナイト3本立て、
ジャンパーのポケットに手を突っ込んで、
一人で明け方まで劇場にいることが、
なんだかすごくかっこいい気分にさせられた。
松田優作はそんな俳優だった。

ふと、この時代。
周りを見回し、
彼のような俳優が見あたらない。
男の気持ちを代弁してくれるような、
そんな俳優。
確かに70年代、80年代には
あんなダーティで、
誰にもこびない高貴な男は
たくさんいた気がする。

2006年の今、
松田優作が主演をしたような
アクション映画って
すっかりなくなってしまった。

やりたいなー、おれ。
今、書いたシナリオも女性が主人公だし。

 「松田優作トリビュート」

…って、いいながら、
実はもう企画、書きました。
モノクロ、ハイキーで
ほとんどセリフなし。
男くさいアクション映画。

 「動く標的 狙いをつけて
  燃え上がる真昼の静けさは
  ねぐらをなくした 獣のなみだ」

って、
「蘇える金狼」のテーマ
使わせてもらいたいなっ。

こういうこと、
考えているときが
いちばん、シアワセ…。




posted by che Katsuto at 00:39| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽・映画音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日届いたのはコレだったんですね。
ついにですね……うふふ。
Posted by ちよ at 2006年05月09日 12:29
>ちよさん
後はよろしく。
Posted by che cobara at 2006年05月10日 00:54
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