2010年08月17日

帰国後リポート〜映画の持つチカラ

3年前に渡米した折り、
撮影監督の村田くんから映画関係の友人を紹介されました。
その友人たちは、またぼくらの宝物。

IMG_0446.JPG

 Mateen Kemet

ニューヨーク生まれで、


いま、カリフォルニアのオークランドに住んでいる。
彼の作ったショートフィルムは素晴らしく、
とにかくセンスがいい。
彼とはすごく気があって、
長編映画の企画を読ませてもらったのですが、
扱うテーマやその思考が、
ぼくらとよく似てる。

 「おれたちは同じものを描こうとしている。まったく一緒だよ」

と、マティーンはしきりに力説してくれます。
ぼくも彼の企画は大好きで、
いつか一緒に映画を作ろうと盛り上がっています。

 Matthew Marconi

R0017504.JPG

彼もまた映画監督で、
数年前に老カウボーイを主人公にした映画

 「Truce」

という作品を完成させた。
彼はとにかく優しい心根をもった男で、
作品にも彼の人柄があふれている。
他人に気を使い、意見をよく聞いて、
どんな協力も惜しまない。
驚くほど人物のできた男です。
2年前に子どもが生まれて、
じつはボクと誕生日が一緒で、
ふたりでメールで盛り上がった。

 マットの自作映画について。

ちょっと映りが悪いけれど、

 IMG_0426.JPG

白い帽子をかぶった男が、

 Anthony Honn

CGやグラフィックにつよい監督で、
CMなどを中心に仕事をしている。
先日、ショートフィルムを完成させて、
わざわざ家にまで招いてくれて、
見せてくれた。
すべてをスチールカメラで撮影したという短編で、
色使いのよさにびっくりした。
やっぱり、グラフィックやってるせいなのか、
半端なくセンスがいい。
今回の映画でも使ってますが、
冒頭のジャングルウォークのモーションロゴは
アンソニーが作ってくれたもの。

で、先の試写会には、3人とも
当然のように来てくれた。
アンソニーは奥さんつれて、
マティーンとマットは、
はるばる車で6時間もかけて
ロスまできてくれた。

R0017503.JPG
<試写後の小パーティー。マティーンの横の女性、この子がまたステキな女性。いずれ紹介します>

3人の友人は、映画を完成させた事を
本当に喜んでくれた。
パーティーのあと、
コダックシアターの中にあるレストランへ食事に行き、
そこでもマットとマティーンから、

 「"The Neibghor(369の英題)"は、ユニバーサルな映画だよ」

と、何度もいわれました。

 「お世辞はいらないから、思った事を云ってくれ」

ぼくの言葉に彼らは首を振って、

 「この映画のテーマは普遍的なテーマだ。どこの国の人間にも、
  当てはまる問題だし、理解する事ができる」

なんだか、こそばゆい。
友達だから、かなり水増しされた感想だと思うけれど、
とにかく「見せる事ができた」、
それが一番うれしかった。

そのレストランで、
ボクらのテーブルについたウエイターが、
ボクらの話に興味をもったらしく、

 「映画関係者ですか?」

と訊ねてきた。
ケンジがすかさず、英語のプレスキットを渡し、

 「もしロスで公開したら、見に来てね」

と宣伝してた。
ところが、もう食事も終わり帰ろうという時になって、
そのウエイターが

 「全部読んだ。スゴく興味がある」

と、云って来た。
聞けば、彼自身、俳優を目指しているんだそうだ。
彼は、あげたプレスキットを差し出して、

 「サインしてくれ」

って。
びっくりですよ。
生まれて始めて、サインしました。
恥ずかしいもんですわ。

食事の後、
コダックシアターの入り口へ。

IMG_0260.JPG

ちょっと見にくいですが、
柱にその年のアカデミー賞の受賞作品名が刻まれている。

IMG_0254.JPG

みなで、まだ何も刻まれていない柱、
2025年あたりを指差して、

 「あのあたりには刻みたいな!」

とはしゃいでいたら、
マティーンが、

 「何云ってる。もっと早くだろ!」

と、盛り上がった。

IMG_0451.JPG

なんて云うんでしょう。
まるで、高校生や大学生の頃を思い出します。
仲間とともに、
夢や希望に押しつぶされそうだった時代が
蘇ってきました。
世の中の仕組みもわかっているし、
それだけでは生きて行けない事もわかっている。
現実は嫌な事の方が多いし、
そのほとんどは実現なんかしないことも
よくわかっている。
たぶん、この場にいたみんなわかっている。
それでも、
この瞬間、この一瞬、
子どもに帰られる時間を手にできることは、
本当に幸運で、幸せなことなんだと思う。

もうすぐ50になろうかというおっさんですよ、
わたし。
これでいいのかな、と思う事の方が大きいけれど、
いまだに、そこから抜け出せない。



posted by che Katsuto at 13:34| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 上映活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
監督さんっ♪
おはよーです

みなさん めっちゃ楽しそう♪
素敵な写真とレポートで
その場の空気まで感じられますね

監督さんの高揚した気持ちも
伝わってきて ワタシもがんばろー!
って思いました

今日も また暑いようです
お身体ご自愛くださいね〜♪

Posted by きんきん at 2010年08月18日 06:58
>きんきんさん
持つべきものは友達。それは古今東西、今も昔も変わらない事だと思います。たぶん。
Posted by che at 2010年08月18日 13:12
何歳になろうといいんじゃないんですか。
そういう気持ちがもてる状況下にいるって素敵なことです。
ケンジさん変わってないですね〜
彼もまた永遠の少年のようでgoodです。
コダックシアター、いつかあの柱に・・・
ロスに行く度見に行って自分のことのようにニンマリしたいな。
でも、まず、日本で地盤を固めないと。ですね。


Posted by たくみ at 2010年08月18日 19:24
>たくみさん
仰せの通りでございます。
まずは地盤固め、東京を成功させないといけません。
Posted by che at 2010年08月18日 19:45
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