2009年07月10日

映画を当ててビル建てよう

昨夜、
製作でお世話になった方と
深夜というか、明け方近くまで飲みました。
映画界の裏事情に詳しく、
その話で多いに盛り上がりました。

ものすごく面白い話があるのですが、



どうしても、ここでは書けない話も
多くて残念です。
映画界も狭い世界ですから、
情報が広がるのは早いそうで、

 「あの映画はダメでしょう」とか
 「あそこは不渡りだしそうだ」

なんて、
かなり生臭い話もありますし、
報道された事件の裏側の話とか、
聞いているだけで、
あっと言う間に時間がたってしまいました。

話はボクたちの映画の興行に及んで、
興行の話も伺うことができました。
特に配給会社は今の不景気も手伝って、
なかなか大変なんだそうです。
当たる映画はないかと、ずっと探している。
おもしろいもので、
これは昔の話ですが、
はじめて韓国映画「シュリ」を輸入した会社は、
日本で誰も当たらないといっていたものを仕入れ、
大ヒットさせた。
「アメリ」を買い付けた会社も、もともとは個人だったそうで、
俳優も監督も無名でしたが、
イケルと判断し、安いお金で仕入れ大ヒット。
銀座にビルまで建っちゃって、
「アメリビル」っていわれているんだとか。

 「そういったこともあるんで、日本から映画祭にもたくさん
  バイヤーが行くんです。無名の人の作品なら、安く買える。
  当たれば、ビル建つんですから」

すげえですな、それって。

 「ジャングルウォークもやったらどうですか?」

かなり触手を動かされました。
ま、それもあるけど、まずは自分たちの映画を売らなきゃ。

 「東京で洋画から邦画まで、とにかく何でも観るという
  コアな映画ファンって何人いると思いますか?」

内容はどうあれ、
とにかく公開された映画は必ず全部観るという人がいる、
というだけで驚きました。

 「年間で800本ですよ?」
 「もちろん、小さな短編や一度しか上映しない映画となると、
  それははずれるでしょうが、おおよそすべて観るという人は
  いるんです」
 「何人ですか?」
 「東京に2000人いると云われているんです」

その数が多いのか、少ないのかわかりませんが、
2000人のコアな映画ファンが存在する。

 「その人たちが口コミの発信源なんですよ」
 「あ、なるほど!」

つまり、その2000人が観る機会をつくることが、
上映のスタートとなるわけで、
彼らの評判が評判を呼ぶことになるわけです。

 「大きな会社は巨額の資金で宣伝をします。当然、認知度は
  あがります。コアな人だけでなく、話題を作り、一人でも
  多くのお客を呼んで、なにより回収しなくては
  なりませんから。でも、小作品なら小作品のやり方が、
  あるんですよ」

ビルが建つまで、
大きく稼ごうなんて、大それたことは思ってませんけど、
やはり、戦略と戦術をたてねばなりません。
まずは、その2000人。
コアな2000人の人たちにどうやったら見てもらえるか。
それで口コミで広がるかが問題ですけどね。

posted by che Katsuto at 02:36| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 配給・宣伝活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そのコアな映画ファンのひとりです笑。以前、ハリポタが全然無名の頃に(微細な商品の)版権を買おうとして、「そんなんダメだよ」と言われあきらめました…買っときゃ良かった!
Posted by 遊山 at 2009年07月10日 10:58
監督さんっ♪

私にとっては 初めてのお話ばかりで
引き込まれます
もっと お聴きしたいです

映画業界の舞台裏の
ここでは書けないお話(!)
お会いしたときに 
是非ともお聴きしたいです(笑)
Posted by きんきん at 2009年07月11日 09:01
>遊山さん
まじですか!? ゴマすっちゃいたくなりましたよ!
いったい、年間で何本見てるんでしょうか?
「ハリポタ」惜しいことしましたね!

>きんきんさん
機会があれば、是非。抱腹絶倒、とまではいかないにしても、笑えますし、泣けてきます。映画ってなんなんだろ、と思いますよ、きっと。

Posted by che cobara at 2009年07月12日 20:28
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