2009年06月10日

劇場ならではの空気が好き

月内の試写会がようやく決まりました。
ぼくたちのまわりの方々が、
本当にご尽力くださり、
ありがたい限り、心からお礼申し上げます。

今月、来月と、


ヨーロッパを中心とした映画祭の締め切りが多く、
そちらも粛々と応募をしています。

ただ映画祭は映画祭、
興行とは全く別なものなので、
早く公開にむけての行動をとらねばなりません。

昨日も、社内で
公開に向けての話し合いをしました。
ぼらは劇場主や配給会社の知り合いがいないものですから、
そこへむけての営業活動を
どうやっていくか、それが大きな問題です。

現実的な話、
配給会社も劇場もいまはどこも厳しい状況だそうです。
配給にしても、
宣伝にどのくらいお金がかけられるとか、
それでお客さんを呼べるのかとか、
不安な材料ばかりが先にたってしまいがち。
劇場だって、同じ。
いざかけても、客席にお客さんが2〜3人じゃ、
やっていけませんもんね。

そう考えると、
お芝居をやっていたころを思い出しました。
映画のようにフィルムとかビデオではなく、
生粋の生舞台ですから、
本当に本番でしか見せることができません。
過去、満席で立ち見すらできないほどいっぱいになり、
泣く泣く帰っていただいたこともありましたし、
まったく逆に客数より出演者の方が多い、
なんてこともありました。

でも、舞台ならではこそで、
やはり劇場空間はお客さんも一番肝心な、
最後の”共犯者”。
いなければ、舞台は成立しません。
だからこそ、劇場にきてくださった方々には、
できる限りのもてなしをしたいと思うようになりました。

映画も同じだと思います。
だからこその劇場であって、
それがなくなるとテレビと同じです。
まだニコ動なんかのほうが、
コメントをいれられたりして、参加することができますね。
ぼくたちは、もし映画館で自分たちの映画をかける時がきたら、
同じように、なんかやりたいと思うのです。

具体的に何かはまだ思いつかないのですが、
劇場ならではの、同じ時間を共有できる空間ならではの、
何かをしなくてはならない気がしてなりません。

自慢するわけじゃないのですが、
昔やった舞台で、
作・演出を担当した僕は本番当日、
受付をやっていました。
寒い日で雨も降っていたのですが、
傘やコート、荷物があっては狭い席で
気持ちよく楽しんでもらえないだろうし、
トイレだって困るだろうと、
とにかく見るための気持ちに集中していただこうと、
徹底的にサービスをしました。
すると、観劇後のアンケートの中にひとつだけ、

 「舞台も面白かったが何より、受付がとても気持ちよかった」

うれしかったですよ、ぼくは。
満席でけっして楽に観られた状況ではなかったのですが、
見知らぬお客さんにそう言っていただいた感激は、
忘れることができませんでした。
ほんとにうれしかったです。

でもぼくは、これが劇場だと思うのです。
作品を楽しむだけではなく、
その時間と空気もお客さんをたのしませる大切な要素を
劇場は持っていると思います。
施設が充実していることも大切ですが、
やはり「人」がすべて。
ケンジもつねづね言っていますが、

 「チケットのモギリの人まで、映画を愛しお客さんを愛するべきだよ」

劇場って、ほんとに素敵な空間。
自分たちの映画がかかるとき、
映画館でもその気持ちを忘れないで、
きてくださるお客さんに
応対したいと思っています。



posted by che Katsuto at 13:52| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 配給・宣伝活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
監督さん♪
結局 人の心を動かすことができるのは
人と人との 係わりとか
想いの深さ なのでしょうね〜

暖かい想いは かならず 伝わっていく
って事なのですね〜♪

監督さんのお話をお聞きしてると
私のこころもあたたか〜くなってきます

チケットのもぎり 私もお手伝いしたいです
暖かいこころを込めて・・・
Posted by きんきん at 2009年06月10日 22:59
さあ、後は多くの人に観てもらうだけですね。それがいちばん難しいのですが、なんとかより多くの観客に観てもらう方法論を探さねばなりません。それが自主映画で毎度苦労しますが、身内だけ集まるようなイベントではなく、広く知ってもらう方法論があるといいのですが、…助力が必要であれば言ってください。
Posted by 遊山 at 2009年06月11日 11:38
>きんきんさん
お気持ちうれしくいただきます。
もし劇場に来られたおりには、ぜひ声をかけてくださいね。お待ち申し上げております!

>遊山さん
本当にそう思います。映画作るよりそっちのほうが難しいと実感しています。遊山さんはどのような方法をとられていらっしゃいますか?アドバイスもいただけるとうれしいです。
それと、ありがたいお言葉、心から感謝しております。なんだかすごくうれしくなりました。それだけでやる気がわいてきました。本当にありがとうございます。

Posted by che.cobara at 2009年06月12日 19:23
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