2009年04月20日

あやかりたい、あやかりたい。

ミックス作業をしているときスタジオのスタッフが、
後ろでソファに座っている僕を見て、

 「宮崎駿監督はいつもそこにあぐらかいて座ってるんですよ」

と、教えてくれました。

ジブリの作品は、


ほとんどがここでミックス作業をするそうで、
長いときは半年近くかかっているそうです。
ちなみにぼくは「紅の豚」のファンです。
昨年の「崖の上のポニョ」も、
ここでミックス作業をしたそうです。

 「なに? 兄貴、床にあぐらかいて!」

となりにいたケンジがぼくをけしかけました。

 「興行収入150億円ですよ!」

凄い金額です、150億円。
興行収入というのは、映画館での売り上げのことですが、
残念ながら、すべてが制作者に入るわけではありません。
聞いたところによると、
まず半分が劇場の取り分だそうで、
そのまた半分ぐらいが配給会社にいくそうです。
制作者の入るのは4分の1ですから、
150億円のうち、38億円ぐらいでしょうかね、
ジブリに入るのは。
製作費が他から投資されていたら、
その分も引かれるでしょうし。

テレビでやっていたそうですが、
ジブリの月のランニングコストは1億円だかだそうで、
ほぼ2年分の稼ぎにしかならない。
まあ、DVDやキャラクターの版権などもあるでしょうが、
けっこう大変な苦労があるんではないかと、
想像してしまいました。

歴代の興行収入のベスト1は、これも
ジブリの「千と千尋の神隠し」で300億円だったそうです。
それでも数年分ですし、
絶えずヒット作を作り続けねばならないことを思うと、
なんだか胃が痛くなってきます。

そんなことを考えると、
宮崎駿監督のプレッシャーって想像を絶するものがある。
世界中のみんな期待しているだけでなく、
とにかく当てなきゃならない。
映画を作り続けるって、
本当に大変なんだなあ。
深いため息が出てしまいますよ。

となりではケンジが、
床とソファを拝みさすりながら、

 「あやかりたいあやかりたい、150分の1でいいから」

…僕も拝んじゃいましたけど。

 「宮崎監督の白髪でも落ちてたらお守りにするんだけどな」

って。
落ちてないって、そんなもの。

ちなみに。
ここでは来月から
「エヴァンゲリオン」が行われるそうですよ。
あー、あやかりたい!











posted by che Katsuto at 00:38| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 配給・宣伝活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
正確には「ヱヴァンデリヲン」です。
などとオタクな僕は指摘しちゃいます。

一昨年、中学生を連れて上京した際、サウンドシティのスタジオを見学させてもらったのですが、そこで作業されたアーティストのお名前を伺ってビビりました。
田舎のパンピーからすると、有名アーティストって、TVの中だけの架空の存在であって、実体は存在しないような感じなんです。

「ラ○ュタは本当にあったんだ!」(c)パズー
な気持ちになりました。
Posted by 佐賀の中島 at 2009年04月20日 18:15
あぁん、間違えました。
「ヱヴァンゲリヲン」でした。失礼しました。

なんだよデリヲンって…惣菜屋かよ。
Posted by 佐賀の中島 at 2009年04月21日 11:27
>中島さん
映画とかテレビとか、とても華やかで派手な世界に思えますが、裏はけっこう地味でつらい作業ばかりな気がします。
仲間うちでおいしそうな話を聞くたびに、どこの世界の話だ? とスタッフと首をひねっています。宮崎監督もご本人は自分が有名人だとは思っていない、とても気さくな方らしいです。
常識をわきまえた立派な人なのではないかと思います。ぼくもその話をきいて尊敬しました。だからあんないい話をつくれるんでしょうね。
Posted by che cobara at 2009年04月22日 11:51
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